体臭を消す入浴法

古今東西の入浴法

 食事と併せて、体臭を消す方法として、昔から入浴についても創意工夫されてきました。より強いニオイで悪臭を隠す香水や香などと異なり、ニオイの元を根本から絶ち切ろうとする努力だったのです。

 では、古今東西の入浴法を紹介していきましょう。

◆笹風呂

 西日本で現在も残っている入浴法です。畑仕事から帰ってきて笹風呂に入ると、汗の臭いが取れます。これは、笹の中に多く含まれている葉緑素、多糖類などが作用すると考えられています。汗をかきやすい人や水虫、湿疹などができやすい人向きです。

◆オリーブ風呂

 地中海地方の乾燥地域に伝わる入浴法で、オリーブから出る軟らかな脂成分が、乾燥した肌に潤いを与えます。これは、乾燥肌の人に最適です。

◆酵素風呂

 酵素が身体の脂肪分やほこりを分解して清潔感を与え、血液の循環をよくするなどの効果もあります。ストレスの多い人向けといえます。

◆酢風呂

 天然醸造酢や黒酢を入れる入浴法で、クエン酸や酢酸の働きによって体内の燃焼力を高めるようです。冷えを感じやすい人や痛みのある人に向いています。

◆マコモ風呂

 マコモとは、川や沼などに群生するイネ科の植物です。マコモを加工し、微生物を含んだ粉末を風呂に入れると、お湯を変えなくても大丈夫です。微生物が汗や垢などの腐敗物質を食べて分解してくれるからです。

 また、体臭のもとになる雑菌も微生物が食べてくれるため、体臭を抑えることができます。

 これらの入浴法は、汗腺などにたまった汚れや脂分を浮き出させ、直接的に臭いの元を取り去る点でも有効な入浴法といえます。