排卵日前後に体臭が強くなることも

年齢を経るに従って

 一般的には、性ホルモンの分泌が一段と活発になる青年期にはより一層ニオイが強くなる傾向があります。そして、老齢期に向かうに従い、少しずつニオイが弱くなっていく傾向が見られるようです。

 女性では、更年期を過ぎた頃からワキガ臭がぐっと弱くなって、本人にも気にならなくなることが多いのですが、完全にニオイがなくなることはありません。

 女性は年齢による変化以外に、月経周期によっても性ホルモンの分泌状況が変わりますが、これがアポクリン汗腺の活動に影響することもあるようです。

排卵期の女性はニオイに対して敏感

 女性ホルモン(卵胞ホルモン)の血中濃度があがる排卵日前後に、体臭がきつくなる人が結構いるようです。動物実験では排卵がある発情期に、アポクリン汗腺、皮脂腺とも分泌が活発なったことでニオイが強くなることが確かめられています。また、排卵期の女性が近くに行くと、雄猿が興奮するという報告もあります。

 しかし、周りの人間にすぐそれと分かるほどの激しい体臭の変化があるのかどうかは判明していません。

 排卵期の女性はニオイに対して感受性が高まると報告されていますが、そのためにこの時期に特に自分の体臭に敏感になるという要素もあるようです。

 つまり、人間と動物が発するニオイは、性ホルモンの活動と無関係ではないということでしょう。体臭ひとつとってみても、その仕組みというものは複雑であると言えます。