口臭について(2)

治療の要する口臭(2)

■胃腸疾患

 悪臭を発する飲食物を摂取した場合、そのニオイ物質が消化過程で腸管から吸収され、血液の流れにのって、肺から悪臭ガスとして排泄されて臭うのですが、これは一過性のもので病的なものではありません。

 胃炎、胃拡張、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなごがあると、消化不良が起こり、飲食物の停滞、異常発酵がおこり、悪臭食物を摂取した時と同じ経過をたどって口臭となってしまいます。

 現代は、ストレスの中で生活しているといっても過言ではありません。ストレス過多時代なのです。そのストレスが原因となって慢性胃炎や潰瘍をおこす人が増えています。

睡眠不足、動物性脂肪やたんぱく質の摂り過ぎ、過食、便秘などとともに十分な注意が必要です。

 また、腸の働きがよくなかったり、腸内に疾患があったりすると、腸内の細菌バランスが崩れて、酵素分解が異状となって悪臭物質を発生させることになります。

■肝機能低下

 肝臓の機能が低下すると、同時に代謝機能も低下してしまいます。正常な肝臓なら、口臭の原因になる中間代謝物といわれるアセトン臭、メルカブタン臭は分解されてしまいます。

■腎機能低下

 腎機能が低下してしまうと、アンモニアくさい口臭がします。血中に尿素量が増加して、肺や口腔に分泌され、それが細菌の作用によってアンモニアが生成されるためであると考えられています。

■糖尿病

 糖尿病も、代謝機能の低下や組織活性化の低下を招きます。唾液が減ってしまうため、嫌気性菌が増殖することによって、口臭の原因となります。

ざっと、口臭の原因になる病的症状を紹介してきましたが、やはり各臓器や器官の疾患が、結果的に口臭を作り出していることになります。

 ということは、それらの病気を治療してしまえば、口臭もまた治ることになります。