ニオイの感じ方は様々

ニオイの快・不快

 ニオイに限らず、色・音・味も当然のことながら快いものと不快なものがあります。快いものならいいのですが、それが不快なものなら、人はただちに拒否反応を起こします。

 不快な色なら思わず目をそむけ、嫌な音なら耳をふさぎ、まずいものを口にすれば吐き出してしまいます。

 ニオイについても同じ事で、腐敗した臭いやアルコール臭などをかぐと、一瞬顔をそむけたり、呼吸を止めたりして、そのニオイから逃れようとします。不快なものから瞬間的に逃れようとするのは、人間の防衛本能のひとつなのです。

ニオイの区別

 ところで、ニオイの良し悪しはどのような基準で分けられているのでしょうか。一般的に、ニオイの快・不快は次の4種類に区別され判断されます。

○質――――――――-ニオイの種類
○強度――――――――ニオイの強さ
○認容性――――――――好みのニオイであるか否か
○広播性――――――――どれほどの濃さでにおうのか

良いニオイか悪いニオイかはこの4つの基準に照らして、自主的・主観的に判定されま
す。

ただ、快・不快の境目は個人によって異なり、一様にその境を定めることはできません。 そして、ニオイに対する反応は、その人の置かれている条件や環境、精神状態によって様々に変化します。

それに、たとえ良いニオイであったとしても、一定以上の濃度になれば不快なニオイになることもあります。逆に悪臭でも、濃度が薄くなれば快いニオイに変化することもあるのです。

 一般的に、ニオイが良いか悪いかの区別はあっても、微妙なところになると、その判断は人それぞれの感じ方に任せるしかないわけです。

 ですから、体臭についても第三者にはあまり不快に感じないのに、自分の体臭は不快だと気にしている人の主観的な判断基準で、自分だけが悩み込んでいるということが意外に多いものです。